2019年12月期第3四半期 東邦レマック決算短信解説

2019年10月18日、東邦レマックの決算短信が公表されました(2019年12月期第3四半期)。

東邦レマックは、シューズ専門商社で、JASDAQに上場しています(74220)。

ご覧の通り、当第三四半期は経常損失は7,700万円で、赤字幅が縮小しております。これは改善していると言っていいのでしょうか??

決算短信中の損益計算書を見てみると、営業外収益として、「保険解約返戻金」があります。当期はこの金額がかなり大きく、前年同四半期に比べ、83,600(千円)程増加しているようです。これは経常損失の赤字幅の縮小額とほぼ同額なので、実質的には、業績は変わり無しなのではないかと思われます。

*険解約返戻金というのは、今まで契約していた保険を解約すると戻ってくる金額で収益に計上できます。

そして、損益計算書上でもう一つ目に付くのは、特別退職金です。

東邦レマックは2019年12月期の第二四半期の四半期報告書上の後発事象において、早期退職優遇制度の実施について載せていました。44歳以上の正社員20名程度の募集ですね。第三四半期で特別損失に計上されているのは、早期退職者に対する退職金の中でも、優遇措置として提示されている、「通常の退職金に支援金を加算し、支給」の金額だと思われます。

当期にこうした損失を計上する事で、その後の期に販売費及び一般管理費の金額が少なく出来るので、効果があるのは確かですね。

貸借対照表上では、流動資産の金額が全事業年度に比べて大きく減っているのが特徴的です。もしかしたら営業活動のCFを良くする目的があるのかな、と思ったりもしました(短信ではキャッシュフロー計算書は付いていないので、四半期報告書待ちですね)。

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