株式会社アクロディアの「継続企業の前提の注記」が解消した事についてまとめ

2019年10月15日に株式会社アクロディアが長年注記していた「継続企業の前提の注記」を解消した事について発表していたので、まとめてみたいと思います。

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120191011407705.pdf

〇アクロディアとは?

株式会社アクロディアは、東証二部上場企業。IOT,GAME、きせかえ等の事業を展開している企業です。継続企業の前提の注記が有価証券報告書や短信に載り始めたのは、2010年8月でした(2009年8月には事業等のリスクに記載されている)。その期の損益計算書はなかなか特徴的で、会計期間を変更したタイミングだったからか、子会社の影響からなのか、減価償却費がかなり印象でした。当時継続企業の前提に重要な疑義があるとの注記をさせたのは、監査法人A&Aパートナーズでした。

アクロディアの監査人は、2016年に変わっていて、今はフロンディア監査法人が監査して、財務諸表にサインしているみたいです。

〇そもそも「継続企業の前提に重要な疑義あり」とは??

言葉通りの意味で、会社が将来に渡り、存続できるか疑わしいという事なのですが、それを注記するには3ステップ踏みます。

①貸借対照表日に継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる様な事象&状況が存在している

②①を解消or改善する対策を行っても、重要な不確実性が存在している

③貸借対照表日後も重要な不確実性が存在している

アクロディアの場合、過去、【注記事項】として継続企業の前提に関する事項が載っていたので、①から③まで条件を満たしていた事になります。(①だけだと、「事業等のリスク」&「財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載するにとどめる事も出来るようです。)

ちなみに①の継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる様な事象&状況については、監査・保証実務委員会報告第74号「継続企業の前提に関する開示」で確認出来ます。(売上高の著しい減少、継続的な営業損失の発生又は営業CFのマイナス等多数あります)。

〇営業損失&特損が結構出ていても継続企業の前提に関する注記を外せるらしい

アクロディアは前年の業績が良かった事と、前期と当期の営業キャッシュフローが二期連続で黒になった事から、継続企業の前提の注記を解消するに至ったと、発表しています。

何を注記するか、解消するか、というのは監査法人ごとに方針が違うのかな、と思いますが、2019年8月度の短信を見ると、「当期のキャッシュフローの概況」に継続企業の前提に関しての記載は残っています。ですので、先程説明した注記の条件のステップ①は残ったままだという事でしょうね。

〇まとめ

「継続企業の前提に関する〇〇」は何パターンかある感じなので、紛らわしいですね。

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