メタップスの2019年8月度短信と、第三者割当新株予約権発行&第一回無担保転換社債型新株予約権社債について解説

株式会社メタップスが、日本取引所のに2019年10月11日に複数件の適時開示情報を掲載していました。

一件が、2019年8月度の決算短信で、もう一件が、第三者割当増資についてです。

株式会社メタップスは設立は2007年9月、東証マザーズへの上場が2015年8月という新しい企業です。事業としては、クレジットカード関連の決済ソリューション、仮想通貨取引関連事業、オンライン広告配信事業、キャッシュレス化推進事業、等々になります。

役員には、有名人を据えていて、経営顧問として、竹中平蔵氏(元金融大臣、元総務大臣等々)、取締役に和田洋一氏(スクエア・エニックス・ホールディングスの元代表取締役)等々。私でも知っているくらい有名な人がぞろぞろいます。この様な方々をトップ層に据える事で、信用力を上げている感じなのでしょうね。

さて、2019年8月度の短信ですが、このメタップス、年度決算の時期を8月にしているので(2019年12月からは12月決算になります)、この短信の数値は一年間という事になります。

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120191011407543.pdf

絵に書いた様な増収増益ですね!

注目すべきは連結キャッシュフロー計算書かなと思います。

これを見てみると、営業活動によるキャッシュフローが△433百万円になっています。税引前当期利益が2,579百万円だったのに対し、アレコレと調整した結果、マイナスになってるんですね。

その調整項目で大きいのは、三つ①関連会社株式再評価益:△1,759百万円②棚卸資産の増減額:△1,388百万円③営業債権及びその他の債権の増減額:△2,024百万円 です(その他もなかなかですが、内容が分からないので、スルーしますw)

①関連会社株式再評価益は、連結区分の変更によって、それまで子会社かだった株式会社pringの株式を第三者割当増資することで、持分法適用会社になったからです。それの影響で、2019年12月期の第一四半期で、評価益をその他収益として17億円計上しているようです。キャッシュフロー計算書では、資金的な取引が伴わない損益は、調整されますので、これが営業活動によるキャッシュフローで減額された感じですね!

②と③は、通常の商取引の管理がうまくいってない感じがしました。それか新規の子会社が幾つか増えた影響なのか。期末の棚卸資産と未回収の売上債権(売掛金等)がかなり増えているんですよね……。

営業活動によるキャッシュフローがマイナスに対して、投資活動によるキャッシュフロー及び、財務活動によるキャッシュフローがマイナスになっています。つまり本業で稼いだキャッシュ以上に投資や返済に使い、期首にあったキャッシュの金額をかなり減らした感じなわけです。

この辺りに、本日のリリースにもあった第三者割当感株予約権や、転換社債型新株予約権の発行の原因になってそうですね!!

〇まとめ

やはり、設立後間もない会社は、成長させるための資金繰りがきつきつな印象ですね。しかも財務諸表作成はIFRS(国際会計基準)と日本基準の両方でやっているわけですから、経理担当者の苦労が偲ばれます;;;

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