小説投稿サイトと投げ銭システムの相性

先月末から、株式会社KADOKAWAが運営するカクヨムで、ロイヤルティプログラムが始まり、プログラム参加者の各作品毎に広告が表示されるようになりました。現状はgoogle adsenseの様に、クリックで報酬が発生するタイプの収入方式をベースとして、これにカクヨム独自のPVポイントや投稿ポイントに応じて作者にロイヤルティが配分されるという方式にとどまっている感じです。

ですが、今後は投げ銭システムを採用する意向もあるようですので、当ブログでは、小説投稿サイトと投げ銭システムの相性等を、他のwebサービスにおける投げ銭システム等、クリエイターに対する収益の付与の方式を踏まえながら考えてみたいと思います。

*twitter等の意見を見ていると、web上で活躍するクリエイターが収益を望むのを嫌悪する風潮がまだあるようなのですが、これは本当に古臭い考えだなと思っています。時間戦争といいますか、誰かの時間を奪えるだけのコンテンツを作れる方に、それに見合う対価が行き渡らないというのは、社会システムとして不備がありますよね?web上に娯楽が沢山転がっているから、紙ベースでの書籍が売れない等の弊害が生まれもしていますし、webで創作、投稿、収益付与、これら全てを完結してしまえるのが理想だと思っています。現に中国ではweb小説家が何億と報酬を得ていますし、日本は本当に遅れていますよ……。

投げ銭システムのある投稿サイト

マグネットマクロリンク

https://www.magnet-novels.com/

近年出来たばかりの小説投稿サイトです。古くからの投稿サイトを分析してから開設したというだけあって、斬新なシステムを採用しています。読者の応援でたまる「磁界」を使って作者が自らの小説の広告をサイト内に出したり、読者から有料の「MP(マグネットポイント)」を貰って換金したりしているようです。

このMPが、マグネットマクロリンクにおける投げ銭に相当します。

読者は、有料で「MP」を購入するか、またはマグネットマクロリンクのスマートフォンアプリで、無料で入手も可能なようです(ログインボーナスや、福引等の運任せ)

無料で入手した分なら、投げやすいでしょうね

pixivFANBOX

https://www.pixiv.net/fanbox

作者個人のページを持つことが出来(ちょうどブログみたいな感じです)、1投稿事に閲覧できる金額のコースを設定できます(一か月幾ら払っていれば、このページを見る事が出来る、という感じに)。支払いが本当に楽で、スマートフォンアプリ内の課金の方法ですませちゃえます。

既に書籍化を果たし、ファンが多数ついている作者さんなら、それなりに運用出来ているような感じがしますが、知名度が無い方だとフォロワーが一桁……というのも見た事がありますね。

少数でも金銭関係が生まれてしまうと、義務も生じてしまうので、気軽に始めるのは大変そうです。

小説投稿サイトでの理想的な投げ銭モデルを考える

現状投げ銭システムを採用しているのは、上記の二サイトだと思います(把握が漏れているかもしれませんが)。

正直な話、マグネットは会員数としてまだまだ少ないのかな、という感じですし(似た様なサイトがここ1年だけでも雨後の竹の子並みに出来ているという状況もあります)、pixivは手軽ではないです(一か月という期間的な契約がある感じなので、その間だけでもコンテンツを重質させないとですので)。

なので、どういうスタイルの投げ銭が小説に合っているのかちょっと考えてみたいですね。

参考に出来るのは、twitchやyoutubeliveの様な配信サイトでしょうか。あそこではかなり気軽に投げ銭されてます……。

取りあえずtwitchの収益モデルを紹介します。

twitchの収益発生の仕組み

twitchはご存知の方が多いと思いますが、2014年にAmazonの子会社になっています。そのせいもあるのか、かなり収益化の仕組みが整っていますので、参考に出来るモデルは多そうな感じです。

ユーチューバーはまず二つのアフィリエイトプログラムに参加します。そこで選んだ広告を動画に貼り、多く再生されるか、クリックされたら収益が発生するという感じです。他には、ドネートという普通にお金を投げたり、cheeringという金額に応じたアニメーション付きの応援を出来ます。また、毎月5ドルでサブスクライバーになる事もでき、各種の優遇サービスがうけれるようです。配信しているゲームの販売も出来る様で、売れたら販売額の5%が配信者の収益に出来るようです。

それと、これがamazon参加の大きなメリットだと思うんですが、AmazonPrime会員だったら、毎月5ドル分投げ銭用の通貨が付与されるので、twich用にお金をかけなくても投げ銭したり、サブスクライバーになれたりするみたいですね。

Youtubeliveの特殊な投げ銭

ユーチューバーという言葉もあるとおり、利用者はかなりいると思います。youtubeliveの投げ銭としては、スーパーチャットがありますよね。

課金額に応じて、チャットの色や、表示時間が異なるチャット券を購入できます。

ゲーム仲間などに聞いてみると、単純な投げ銭をするだけなら、twichよりもyoutubeの方がやりやすいといっていったりしますね。

小説投稿サイトにはどういかすか??

動画配信サービスの投げ銭が上手くいっているのは、駅前のストリートライブのように、金を支払う人が見えやすいからっていうのが大きいとは思いますが、参考に出来そうなのはあると思います。

①月額××円で特殊なサブストーリーを読める仕組み→作者に負担はかかりますが、収益が見込めるなら普通に書く人はいるでしょう。それと読者側でも、小説内に好きなキャラクターがいるなら購入するでしょうね。ただこれ、よく考えると、エブリスタでも導入されていました。もしかすると、無料で読めない事に腹を立てた読者が感想欄を荒らすかもしれません……。

②有料の感想券を販売する→有料の感想券を購入してから感想を書いた場合、金額に応じて小説投稿サイトのトップページに長時間表示されるシステム。感想券分はほぼ丸ごと作者の収益になる。この問題点としては、相互がかなり多くなるかなというところでしょうか。作者のモラルが問われそうです。

③書籍化作家の場合は、該当の小説頁に書籍版の広告を貼れ、販売額の一部を(印税とは別に)受け取れる。→これは投げ銭とは外れますが、カクヨムの様な出版社が運営するサイトで有用な方法だと思います。コミカライズされているなら、漫画版の広告も出せたらより効果的かもしれませんね。それとカクヨムの場合、BookWALKERでセルフパブリッシング等も出来るので、こちらの広告も貼れたらいいかもしれません。

④amazonの様な、ビッグな会社が小説投稿サイトを作り、(または買収し)、各サービス共通の会員に無性で小説投稿サイトで使える投げ銭を配布する。→日本だったらソフトバンクグループでしょうか??先日ZOZOがZホールディングスの子会社になりましたが、その流れで小説投稿サイトが新設され、新しい収益モデルが出来上がったらおもしろいかもしれないw

まとめ

クリエイターに収益を出す方法は、様々あると思いますし、システムを導入しないのは、ただの怠慢とか、過度なリスク回避の様な気がします。投げ銭にしても、作者総どりではなく、管理費分抜く方式にしたら、運営側も潤いますしね。カクヨムが踏み切った事で、小説投稿サイト全体の流れが変化したらいいですね!

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