エンプライスの短信解説(第二四半期決算)

2019年10月21日に、株式会社エンプライスの決算短信が開示されていたので、読み込んでみました。

エンプラスは大手精密プラスチックメーカーで、東証一部に上場しております。

短信を見てみますと、売上高、営業利益で前年同期比でほぼ横ばい、経常利益が前年同期比△19.3%、親会社株式に帰属する四半期純利益が39.1増加しているようです。

損益計算書を細かくみていくと、経常利益が前年同期比よりも減少した理由は、当期為替差益が発生していないのが大きそうです。為替差益は、会社が保有する外貨建ての債券や債務等に紐づくものですので、該当する取引が無くなっただけかと思われます。

また、第一四半期の四半期報告書をの連結範囲又は持分法適用の範囲の変更で、株式会社DNAチップ研究所を持分法適用の範囲から除外し、Integrated nano-Technologies.incを持分法適用の範囲に加えていますので、その影響が営業外費用の区分持分法による投資損失の中にも出ています(金額は少額ですが)。

特別利益の区分に計上されている訴訟損失引当金戻入学は、第一四半期の四半期報告書の追加情報に記載されていた、訴訟が関連していそうです。

内容を要約しますと、エンプラスの子会社が、SEOUL SEMICONDUCTOR.CO.,LTD社という韓国の会社と特許について裁判が起こっておりまして、これに関連して、損害賠償額の評価額461百万円を計上していたみたいです。

今年の8月20日にこれに関連した特別利益の計上についてのプレリリースが出ており、

米国連邦地方裁判所の通知に基づいて、訴訟損失引当金戻入額380百万円を特別利益として計上するとありますね。461百万円のうち、380百万円の戻入というのは、相当大きいですね。第三四半期にまた関連の取引が出て来るかもしれませんね。

セグメント別でみていくと、

エンプラ事業が前年同期比△9.8%

半導体機器事業が前年同期比 20.9%

オプと事業が前年同期比 △18.9%

という業績です。半導体事業が好調のようですね。

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